赤ひげクリニック院長ご挨拶
赤ひげクリニック院長の豊田でございます。
私ども、赤ひげクリニックは、三車会の理念「三つの車(患者様の安心・職員の喜び・地域への貢献)で支え合い」を基に、このたび開院することになりました。
すでに超高齢化を迎えている、和歌山県紀北特にこの那賀地域では、地域の生活すべての支えとなる、在宅総合ケアセンターの存在が不可欠です。
つまり住民の方々に安心して暮らして頂けるよう、特に医療は急性期からリハビリ、療養、在宅医療へとひとつの医療圏域内で医療・介護・福祉を完結させる必要があります。
また「現代医療は特定の医者一人ではできない」のです。
患者さまにより満足度の高い良質な医療・介護サービスの提供が出来るよう看護師、理学・作業療法士、医療エンジニア、介護スタッフの全員が一致協力しているのです。
これらニーズに応え調性できる、「かかりつけの在宅総合ケアセンター」、まさしく「現代の赤ひげ達のいる小石川養生所」を作る事が、私共の責務と考えます。
赤ひげクリニックは、将来にわたって那賀地域とともに一緒に歩んでまいります。地域に根付いた、「赤ひげ達」となるよう、職員一丸となり診療にあたる所存です。
これからも、末永くご支援を頂けますようお願い申し上げます。
赤ひげクリニック院長 豊田 敬生
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 9:30~12:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
午後 13:30~17:00 | 訪問診療 | – | ||||
訪問リハ 13:30~17:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | – |
デイケア | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
※日曜・祝日休診
オンライン資格確認システムについて
在宅総合ケアセンター赤ひげクリニックでは、オンライン資格確認システムを通じて、患者様の診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療提供に努めています。
正確な情報を取得・活用するため、マイナンバーカードの保険証としての利用にご協力をお願い致します。
【高額療養費制度の利用について】
マイナンバーカードで受診される患者様は、顔認証付きカードリーダーで同意いただける場合、「オンライン資格確認システム」から自己負担適用区分等の情報が取得できますので、限度額適用認定証の準備は不要になります。
在宅療養支援診療について
在宅療養支援診療所とは
- 在宅療養支援診療所とは自宅療養される方のために、その地域で主たる責任をもって診療にあたる診療所の事で、近畿厚生局に幾つかの基準を満たし許可された診療所です。
在宅療養支援診療所は以下の項目を満たすことが要件となっています。(全7項目から抜粋)
当該診療所において、24時間連絡を受ける医師又は看護職員を配置し、その連絡先を文書で患家に提供していること - 当該診療所において、又は他の保険医療機関との連携により他の保険医療機関において、在宅療養患者の緊急入院を受け入れる体制を確保していること。
(赤ひげクリニックでは貴志川リハビリテーション病院に協力を得ています。) - 当該診療所における在宅看取りの件数を報告すること。
在宅医療とは
在宅医療とはご自宅を診察室の代わりとして患者さまのご自宅で診療を行うことです。
寝たきりのご高齢の方、通院することが困難な方、悪性疾患、難病などで自宅療養を希望される方などに定期的に訪問して診療を行います。
在宅療養において、患者さま、ご家族さまに安心して頂くためには、何かあった時にも24時間365日体制で医師又は看護師が対応致します。
また急変時などは協力医療機関の貴志川リハビリテーション病院への入院紹介もできます。
住み慣れた家で、その家族に囲まれて、思い思いの療養生活を送るということが在宅医療の最大の魅力だと思います。
そして、そのためには、安心して医療や介護の支援を受け、それを支える家族が無理なく長期的に介護ができることが必要だと考えます。
もちろん、住み慣れた我が家で看取りをご希望された場合も、自宅での看取りは可能です。
ケアプランセンター赤ひげ
~ いつまでも、住み慣れた地域で暮らすために ~
いつまでも元気で長生きしたい。でも、自分や家族に介護が必要になったら、どうすればいいのだろう?
介護保険制度は、そんな皆様の共通の不安である「介護」を、社会全体で支える仕組みです。
ケアプランセンター赤ひげでは、一人ひとりに合ったケアプランを作成いたします。
ケアマネージャーがご利用者様個人に合った『ケアプラン』を作成し、そのプラン(計画)に沿って、介護サービスを受けながら安心してご自宅で生活を送れるように支援します。
介護相談やケアプランの作成については、全額介護保険が負担しますので、原則ご利用者様の負担金はありません。
介護のことで、お困りのことがありましたら、悩む前にお気軽にご連絡下さい。
介護保険で利用できる在宅サービス
訪問介護(ホームヘルプサービス)、訪問リハビリテーション、訪問看護、訪問入浴
通所介護(デイサービス)、通所リハビリテーション(デイケア)、短期入所生活介護(ショートステイ)、短期入所療養介護(ショートステイ)、福祉用具の貸与、住宅改修など
訪問リハビリテーション
■ 対象:要支援1・2、要介護1~5 時間:約40分
訪問リハビリとは
訪問リハビリテーション・介護予防訪問リハビリテーション(訪問リハビリ)は療法士が利用者の実際の生活場面にお伺いをし、自分で出来ることを療法士とともに考えながら、目標設定を行い、それを基に住み慣れた環境での目標が達成できるようにリハビリテーションプログラムを進めていきます。
またホームエクササイズのご指導、ご家族に対する介助方法の提案や住宅改修・福祉用具についてのアドバイスも行います。
- 訪問リハビリの例
■ベッド上動作の改善
寝返りにくくなった、ベッドから起き上がれなくなった方に対して、動作練習を行い利用者自身でこれらができるように、また介護者負担を軽減できるように行っていきます。
■日常生活動作(ADL)の改善
日常生活で最近行いにくくなってきたこと(例えば、お風呂の浴槽に入ったり出たりしにくくなった、トイレ動作が行いにくくなった)に対して、筋力トレーニングや動作練習、環境設定を行い、スムーズに出来るようにしていきます。
■社会参加
屋内生活は出来るようになってきたが、腰や膝が痛いから近くのお墓までお参りができないとか、歩くバランスが悪いから旅行にも行けないといった社会参加レベルに対しても積極的に運動療法を行い目標が達成できるようにアプローチしていきます。
通所リハビリテーション デイケア
■対象:要支援1・2、要介護1~5 時間:6~7時間
通所リハビリは利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送る事が出来るように医学的な管理の下でリハビリテーション、食事や入浴などの日常生活上の支援を行う通所施設です。
当施設はデイサービスのように休みに来る場所ではなく、「もっと良くなりたい、○○が出来るようになりたい」と主体的に取り組んでいただく方々のための施設となります。
療法士が一人一人の利用者の評価を行うことで状態を把握し、個別リハビリや動作練習、筋力トレーニングなど個々の状態に応じた専門性の高いプログラムを行っていただきます。
また、訪問リハビリと同様に日常生活動作のみならず社会参加レベルでの改善が出来るようになるためにもアプローチを行っていきます。
Q & A
○「訪問診療」と「往診」の違いは何ですか?
「往診」は急な状態の変化などがあった時に、ご家族からの依頼があった時だけ診察を行うことです。
それに対し「訪問診療」は日々の健康状態を確認し、ちょっとした異常にも早く気づくため定期的なお伺いし診察を行うことです。
○容態が悪化して入院が必要になった場合入院できますか?
主治医が容態を確認し病状に応じて、しかるべき病院への入院を段取りさせて頂きます。
できる限りご本人、ご家族様の意向を尊重します。
当院は貴志川リハビリテーション病院と連携しております。
また当院は日赤・那賀病院の協力医療機関ですのでご紹介することもできます。
○容態が急変した場合、どうすればよいですか?
まずはお電話下さい。当院の看護師が病状をお伺いし往診が必要な際は適切に対応します。
訪問診療の場合は24時間・365日対応しています。
○訪問診療の場合、いつ訪問して頂けますか?
2週間に1回、基本的には平日の午後でご都合のよい時間帯をお伺い、ご相談の上定期診療日時を決めていきます。
○訪問看護もお願いできますか?
私が必要と判断した方は、訪問看護を利用出来ます。
利用される方の年齢や病気・障害の状況に応じて医療保険か介護保険での利用が決まります。
また理学療法士や作業療法士が行う訪問リハビリテーションも利用できます。