和歌山県内初導入!手術支援ロボット『Makoシステム』
当院では、2023年1月から和歌山県ではじめて手術支援ロボットMako(メイコー)システムを導入しました。
Mako(メイコー)システムとは、人工膝関節全置換術・人工股関節全置換術に特化した手術支援ロボットシステムです。
ロボティックアーム手術支援とは?
ロボティックアームとは、コンピューターで制御された『機械の腕』のことで、自動に動くものや人が操作して動かすものがあります。
このたび当院で導入したMako(メイコー)ロボティックアーム手術支援システムは、医師が操作をして動かすもので、人工膝関節・人工股関節(インプラント)を正確な場所に設置するサポートを行います。
ロボティックアーム手術支援システムは、治療計画にない部分にさしかかると止まる仕組みになっており計画外の動きを制御することで安全かつ正確な手術を可能にします。
人工膝関節全置換術では、術後の疼痛の低減、さらに人工股関節全置換術では、術後の脱臼率の低減も期待できます。
手術支援ロボットMako(メイコー)システムの特徴
・精密な手術前計画
CT検査を行い、患者様の骨格の情報をコンピューターに入力し、人工関節のサイズや設置する位置、骨を削る深さや角度などを決定し、高度な治療計画を立てることができます。
・手術中の調整が正確に行える
執刀医は手術中に、適切な人工膝関節や人工股関節の位置をコンピューターの画面で確認し、リアルタイムで調整することができます。0.5ミリ、0.5度単位の高精度に設置することができるため、インプラントが長持ちすることにもつながります。
・安全性の高い手術を提供できる
あらかじめコンピューターに入力した情報を元に執刀医がナビゲーションに従って操作し、骨を切除します。万が一治療計画から外れた角度や深さで骨を切除しようとしても自動的にロックがかかり動きを制御します。これにより安全で正確な手術を行えます。
手術支援ロボットMako(メイコー)システムの紹介動画
【ロボティックアームを使用した人工膝関節全置換術について】の動画はこちら↓
【ロボティックアームを使用した人工股関節全置換術について】の動画はこちら↓
変形性膝関節症や変形性股関節症などで悩む患者様が術後、健康的な生活を送って頂けるよう、当院では今後積極的にロボティックアーム支援手術を行ってまいります。