理事長あいさつ

地域の方々に、医療・福祉面で安心をお約束するのが私たち貴志川リハビリテーション病院です。2008年の増築に伴い、24時間の救急医療体制を整備し、外傷を中心とした二次救急に対応できるようになりました。
2012年には、回復期リハビリテーション病棟を開設し、急性期から回復期、そして在宅生活期と包括的な医療体制が整いました。
2014年には、社会医療法人の認定を頂き、その名に恥ないよう、今後ますます公益性を高め、地域医療・福祉に努めて参ります。2023年1月から和歌山県ではじめて、人工関節置換術を正確に行うためのMako(メイコー)ロボティックアーム手術支援システムを導入いたしました。
また当院は日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会そして、日本手外科学会の専門医研修施設に認定されております。
最後に、今後も職員一同、力を合わせ、社会に貢献できる地域の中核病院を目指していくことをお約束いたします。
社会医療法人 三車会
理事長 殿尾 守弘
病院長あいさつ

このたび貴志川リハビリテーション病院の院長職を拝命し、2023年4月1日より就任いたしました西村和彦と申します。私はこれまで高校卒業後40年以上、東京の順天堂大学およびその関連施設、ならびに東京都立病院で消化器外科を中心に一般外科、乳腺外科等の診療に携わってまいりました。と同時にがん診療、内視鏡診療、感染症診療や術前術後の管理など幅広い研鑽を積んでまいりました。これらの経験から多岐にわたる学会に所属し、資格も取得して、5年前から地元にもどり、貴志川リハビリテーション病院に入職し、3年前から副院長として勤務させていただいておりました。
近年、脳神経疾患、整形外科疾患のみならず、循環器疾患や呼吸器疾患、癌や摂食嚥下障害などに対しても、原疾患の治療に加えて可及的早期のリハビリテーション介入が重要であると報告され、実践されております。
当院には、殿尾守弘理事長のリーダーシップのもと、種々のハード、ソフト両面が備わっております。これらの環境の中で、私も職員と一丸となって誠心誠意、地域医療に邁進していく所存ですので、当院により一層のご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
社会医療法人 三車会
貴志川リハビリテーション病院
病院長 西村 和彦
基本理念
- 患者様・利用者様へ、より安心と喜びを
- 職員が、生き生きと働ける職場を
- 地域住民へ、より貢献を

基本方針
良質な医療・介護サービスの実践を通して、常に努力します。
三つの車(患者様の安心・職員の喜び・地域への貢献)で支え合い、
「医療・介護サービス」を力強く前進させていきます。
職員の行動指針
やさしさ
私たちのサービスの対象となるのは、病気で苦しんでいる方たちや、介護を必要とするご高齢者、障害をお持ちの方たちです。私たちは、このような社会的意義の大きい業務に携わっていることを自覚し、「本当にやさしい心」を持ってサービスすることが必要と考えます。
責任感
しかし、「やさしさ」だけでは不十分で、次に重要なことは、与えられた職務は「責任をもって」やり遂げる気持ちです。特に、医療の場では、わずかの油断や怠慢が患者様の生死に関わることがあります。医療に直接関わらない職種であっても、患者様、利用者様への影響は避けられず、定められた仕事をきちんとこなすことが重要です。
向上心
最後に必要なことは、常に職務の知識、技術を磨こうと努力する気持ちと実行力です。新しい知識や技術の習得はもちろんのこと、既存のものについても、理解を深め、技術の向上に努力することが大切です。
当院の概要
病院名 | 社会医療法人 三車会 貴志川リハビリテーション病院 | |
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所在地 | 〒640-0401 和歌山県紀の川市貴志川町丸栖1423-3 TEL.0736-64-0061 FAX.0736-64-0063 交通アクセスはこちら → |
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診療時間 | 診療受付時間 【午前】8:30~11:30 【午後】15:00~17:00(火・木・土曜除く) 【休診日】日曜日・祝祭日 詳細は診療時間案内をご覧ください → |
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病院長 | 西村 和彦 | |
診療科目 | 整形外科・脳神経外科・リハビリテーション科・外科・内科・麻酔科・放射線科 救急科・循環器内科 詳細は診療科目案内をご覧ください → |
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病床数 |
一般病棟(60床 内、地域包括ケア病床34床)/回復期リハビリテーション病棟(108床) |
施設基準(2024年6月1日 現在 )
当院は、厚生労働大臣が定める基準に基づいて診療を行っている保険医療機関です。
当院は以下の施設基準に適合している旨の届出を行っています。
・一般病棟入院基本料 (急性期一般入院料5) ・急性期看護補助体制加算25対1 看護補助者5割以上(夜間100対1) 夜間看護体制加算 看護補助体制充実加算 ・療養環境加算 ・回復期リハビリテーション病棟入院料1 ・回復期リハビリテーション病棟入院料3 休日リハビリテーション提供体制加算 ・地域包括ケア入院医療管理料1 ・救急医療管理加算 ・診療録管理体制加算3 ・医師事務作業補助体制加算1(20対1) ・医療安全対策加算2 ・感染対策向上加算3 ・患者サポート体制充実加算 ・入退院支援加算1 ・後発医薬品使用体制加算1 ・データ提出加算1 |
・認知症ケア加算【加算2】 ・せん妄ハイリスク患者ケア加算 ・栄養サポートチーム加算 ・看護職員処遇改善評価料 ・医療DX推進体制整備加算 ・薬剤管理指導料 ・小児運動器疾患指導管理料 ・二次性骨折予防継続管理料1 ・二次性骨折予防継続管理料2 ・二次性骨折予防継続管理料3 ・下肢創傷処置管理料 ・人工股関節置換術(手術支援装置を用いるもの) ・緊急整復固定加算及び緊急挿入加算 ・麻酔管理料(Ⅰ) ・CT撮影及びMRI撮影 ・脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ) ・運動器リハビリテーション料(Ⅰ) ・呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ) ・心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅱ) ・入院ベースアップ評価料 ・外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ) ・入院時食事療養(I) ・入院時生活療養(I) ・酸素の購入単価 貴志川リハビリテーション病院 |
施設基準に関連する掲載
- 保険医療機関の指定
当院は、厚生労働大臣が定める基準に基づいて診療を行っている保険医療機関です。 - 個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書の発行について
当院では、医療の透明化や患者様への情報提供を積極的に推進していく観点から領収証の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しております。また、公費負担医療の受給者で医療費の自己負担のない方についても、明細書を無料で発行しております。なお、明細書には、使用された薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されています。明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨をお申し出ください。 - ホームページ掲載事項
医療情報取得加算 当院は、診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めております。正確な情報を取得・活用するために、マイナ保険証によるオンライン資格確認の利用にご協力をお願い致します。
院内掲示医療DX推進体制整備加算 当院は医療DXを通じた質の高い診療提供を目指しております。
●オンライン資格確認等システムによる取得した医療情報等を活用して診療を実施しております。
●マイナ保険証利用を促進するなど、医療DXを通じて質の高い医療を提供できるよう取り組んでおります。
●電子処方箋の発行や電子カルテ情報共有サービスなどの医療DXにかかる取り組みを実施してまいります。(今後導入予定です。)
院内掲示後発医薬品使用体制加算 当院では後発医薬品(ジェネリック医薬品:先発医薬品と同じ成分を含み、同じ効果が期待できる医薬品)の使用に積極的に取り組んでおり、医薬品の供給が不足した場合に、医薬品の代替品の提供や用量・投与日数などの処方変更に関して適切な対応を行います。
院内掲示一般名処方加算 保険薬局において銘柄によらず調剤できることで対応の柔軟性を増し、患者様に安定的に医薬品を提供する観点から、当院では一般名処方を行っております。
薬剤の一般的名称を記載する処方箋を交付する場合には、医薬品の供給状況等や、長期収載品について医療上の必要性があると認められない場合に患者様の希望を踏まえ処方等をした場合は選定療養となること等を踏まえつつ、一般名処方の趣旨を患者様に十分に説明致します。
院内掲示 - 医科点数表第2章第 10 部手術の通則の5及び6(歯科点数表第2章第9部手術の通則4を含む)に掲げる手術
《令和6年1月1日〜令和6年12月31日》
区分1に分類される手術ア 0件 頭蓋内腫瘤摘出術等 イ 0件 黄斑下手術等 ウ 0件 鼓室形成手術等 エ 0件 肺悪性腫瘍手術等 オ 0件 経皮的カテーテル心筋焼灼術 区分2に分類される手術
ア 8件 靱帯断裂形成手術等 イ 0件 水頭症手術等 ウ 0件 鼻副鼻腔悪性腫瘍手術等 エ 0件 尿道形成手術等 オ 0件 角膜移植術 カ 0件 肝切除術等 キ 0件 子宮附属器悪性腫瘍手術等 区分3に分類される手術
ア 0件 上顎骨形成術等 イ 0件 上顎骨悪性腫瘍手術等 ウ 0件 バセドウ甲状腺全摘(亜全摘)術(両葉) エ 0件 母指化手術等 オ 0件 内反足手術等 カ 0件 食道切除再建術等 キ 0件 同種死体腎移植術等 区分4に分類される手術
0件 胸腔鏡下手術 0件 腹腔鏡下手術等 その他の区分
84件 人工関節置換術 0件 乳児外科施設基準対象手術 0件 ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術 0件 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないものを含む)及び体外循環を要する手術 0件 経皮的冠動脈形成術、経皮的冠動脈粥腫切除術及び経皮的冠動脈ステント留置術 - 入院基本料に関する事項
●1階病棟(48床) 回復期リハビリテーション病棟入院料1
「入院患者様に対して1日11人以上の看護職員(看護師・准看護師)が勤務しております。」
●2階病棟(60床) 急性期一般入院料5 (内34床 地域包括ケア入院医療管理料1)
「入院患者様に対して1日16人以上の看護職員(看護師・准看護師)が勤務しております。」
●3階病棟(60床) 回復期リハビリテーション病棟入院料3
「入院患者様に対して1日12人以上の看護職員(看護師・准看護師)が勤務しております。」 - 病棟の看護体制について
病棟 病棟名 1日に勤務している看護職員の人数 看護職員一人当たりの受け持ち数 午前9時~午後5時まで 午後5時~午前9時まで 1階 回復期病棟 11人以上 5人以内 16人以内 2階 一般病棟 16人以上 4人以内 25人以内 3階 回復期病棟 12人以上 5人以内 21人以内 - 入院時の食事について
入院時食事療養(Ⅰ)及び入院時生活療養(Ⅰ)の届出を行っており、管理栄養士又は栄養士によって管理された食事を適時(夕食については午後6時以降)、適温で提供しています。 - 特別の療養環境の提供、保険外負担について
特別の療養環境の提供及び保険外併用療養費として、患者様にご負担をお願いしております。(税込)
詳細はこちら - 入院期間が180日を超える入院に関する事項
保険医療機関において」、入院日より通算して180日を超えた場合、選定療養費として、1日2,066円の負担を徴収させて頂きます。(一般病棟入院基本料算定の場合)
公益財団法人日本医療機能評価機構認定施設
当院は、公益財団法人日本医療機能評価機構による「病院機能評価」を受審し、2024年5月、「機能種別版評価項目3rdG:Ver3.0」における主たる機能「リハビリテーション病院」としての認定を受けました。
日本医療機能評価機構は、国民の健康と福祉の向上に寄与することを目的とし、中立的・科学的な第三者機関として医療の質の向上と信頼できる医療の確保に関する事業を行う公益財団法人です。
病院機能評価においては、日本医療機能評価機構の評価調査者 (サーベイヤー) が所定の評価項目に沿って病院が組織的に医療を提供するための基本的な活動 (機能) が適切に実施されているか評価します。
各評価項目の評点が標準的な水準以上であれば認定され、認定証が発行されます。
今後とも当院の理念・基本方針に測り地域の皆さまからより一層信頼される病院運営に努めてまいります。
日本リハビリテーション医学会研修施設としての認定

専門医・臨床認定医を目指す先生へ
当院は、2012年9月より日本リハビリテーション医学会研修施設の認定施設となり、リハビリテーション専門医・臨床認定医を目指す先生方の受け入れができるようになりました。
和歌山県では10番目ですが、当院の特徴としては、
理事長(整形外科)、副院長(脳神経外科)とも指導医の資格を持ち、リハビリテーション専門医を目指す医師の指導にあたります。
当院のリハビリテーション医療は、急性期から回復期、維持・在宅期と一貫した流れを構築しており、どの分野での研修も可能です。
和歌山県立医科大学リハビリテーション科の各先生方との密接な連携により最新のリハビリテーション医学の教育及び指導をうけることができます。
当院のある紀の川市は、関西空港から40分程度の距離で、紀ノ川南岸に位置し、ゆたかな自然とおいしい果物の産地に囲まれています。落ち着いた環境で勉強する先生方には最適の場所ではないかと自負しております。
県外より赴任される場合は近隣に戸建の宿舎もご用意させていただきます。
専門医・認定臨床医の取得をお考えの先生がおられましたら、お気軽にご連絡下さい。
日本整形外科学会専門医制度による研修施設としての認定

当院は2019年2月より日本整形外科学会専門医制度による研修施設となりました。
現在、整形外科の専門医研修指導医による多数の手術を実施しています。その半数以上が四肢骨折、手・足の病気に関するものですが、膝関節・股関節の人工関節置換術も行っており、いずれも良好な術後成績を得て患者様からも高い信頼をいただいております。また、当院ではリハビリテーション医療も充実しており、術後早期の退院が可能です。
今後も地域の皆様に安全で信頼される質の高い医療を提供できるように、専門医研修施設として研鑽、精進を積み重ねて行く所存です。
短期入院協力病院としての指定
この度、当院は国土交通省より自動車事故により在宅にて療養生活を送られている重度後遺障害の方々の『短期入院』を受け入れる病院として指定を頂きました。
自動車事故により重度の後遺障害を受けられた患者さま並びに介護されているご家族に対しより安心して在宅療養が出来るよう積極的に医療支援を実施したいと考えます。
対象者 | 自動車事故対策機構の介護料受給資格をお持ちの在宅介護の患者さま |
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お申し込み方法 | 対応窓口は患者サポートセンターです。 利用希望書と係り付け医の診療情報提供書等を添えて窓口へお申込みください。 当院スタッフが日程調整等のご相談を実施させて頂きます。 詳しくは当院窓口『患者サポートセンター』へお電話にてお問合わせください。 |