薬剤科では、患者さま一人一人に不安なく医療を受けていただくために、調剤業務はもちろん、医薬品提供、病棟業務及び薬剤管理指導業務などを通じて医薬品の適正使用及び適正管理に努めています。
また、他職種と連携し、チーム医療の一員として日々業務に取り組んでいます。
スタッフについて
常勤薬剤師 4名 パート薬剤師 2名 助手 3名
日本薬剤師研修センター 認定薬剤師 2名
日本薬剤師研修センター 実務実習指導薬剤師 1名
日本病院薬剤師会 認定指導薬剤師 1名
和歌山地域糖尿病療養指導士 1名
NST専門療法士 1名
(2025年8月現在)
業務案内
調剤業務
外来患者さまに関しては、基本的に院外処方箋を発行しています。
入院患者さまに関しては、薬剤が適正に使用されるよう処方箋に記載された内容・量・飲み方・飲み合わせなどを確認したのち薬剤師が処方箋に基づき飲み間違いや飲み忘れを防ぐため基本的に一包化を行っています。当院は電子カルテを導入しており、錠剤全自動分包機をはじめとした薬剤科内システムとの連携と調剤補助者へのタスクシフトにより業務軽減に努めています。
注射薬に関しては、投与量、投与方法、配合変化などを確認し、1施用毎に薬剤師が個別セットし病棟に払出しています。
病棟業務
他院から当院に入院を予定されている患者さまの入院後の薬物療法がスムーズに進むよう、患者さまの前医での服用状況を事前に把握し、関連職種と連携をとることで、入院後の切れ目のない薬物療法を目指しています。
入院中の患者さまが、より安全で有効な薬物療法がおこなわれるよう入院の際に持参薬の確認や服用歴などを可能な限り確認、医師や医療スタッフに情報を提供し、必要に応じて医師に処方の提案を行っています。
また、入院中は、患者さまの診療情報や薬歴などをもとに処方された薬剤の使用目的、使用方法、主な副作用などの説明を行います。患者さまから得られた情報は必要に応じて、医師、看護師などの医療スタッフと情報を共有し、患者さまの治療に役立てています。
チーム医療
ICT、NST、褥瘡対策等院内の様々なチーム医療に薬剤師も積極的に参加しています。それぞれの専門性を活かし、患者さまに最適な医療を提供しています。
教育・研修会
新人教育は、一人ひとりの成長に合わせた丁寧な教育制度があります。
また、医療の質の向上を行うため、院内合同勉強会、薬剤科内勉強会、学会及び研修会へ積極的に参加し、日々の業務に役立てています。
その他
当法人の老健施設において発行される処方箋についても用法用量、飲み合わせなどの確認を行っています。また、老健に配置している薬剤の管理、入所者さまへお薬の1服用分ずつの配薬ケースへのセットも実施しています。

